以前にも紹介した益田ミリさんのシリーズ「どうしても嫌いな人」。
あ〜私にも思い当たる人がいるなぁと思いながら読んだ。
その人との事で嫌なことがあっても我慢していればいいと思っていた。
色々波風立てるよりは私が我慢していればこの暮らしを維持できると。
とりあえずはこの場をやり過ごそうと頑張っていた。
でも我慢することで相手には私の思いは全く伝わらず
むしろこのくらいのことは大丈夫と思われる。
そうしているうちに我慢は消えず積み重なり巨大化していった。
ある時またその場をやり過ごした後、なんだかふと「これは違うかも」と
思ってしまった。
私にとっても相手にとってももっと違うやり方があったのかも、と。
そうして私は我慢するのをやめた。
その人とは距離をおいた。
そうしたことが正解だったのかはわからない。
今でも私が悪かったのか?と考える。
でもあの人が嫌いな私も私だ。それでいい。と
思わせてくれた。