40年以上前の振袖を娘が着てくれるとは思っていなかったが
ここ数年「ママ振り」という呼び名で母親が着た振袖を着るというのが増えている。
ただ我が家の場合、私がイッコを産んだのが三十過ぎてからで
更に姉は私の七つ上なのでだいぶ昔なのだ。
色や柄は流行りのものとは違うので、着ないだろうと勝手に思っていた。
そうしたら「着たい!」と言い出したので、この振袖カムバック計画が始まった。
帯は持っているものが短いらしかったので、帯と小物だけ新調。
あとは見当たらない長襦袢は既成のものを購入した。
私は成人式には行かなかったので渋々家で着たのを覚えている。
両親の思いを考えると、我が娘達が三人ともこの振袖に袖を通してくれる事は
ちょっとした罪滅ぼしになるかと、今頃になって感謝感激雨あられなのだ。
素敵な着物を有難う。大事にします。